筒香のメジャー移籍、ネックは守備面か? 右翼手求めるWソックスも「DHとして」
獲得に関心を示す球団の1つに挙がるホワイトソックスだが…
ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指しているDeNAの筒香嘉智外野手。すでにポスティング申請の手続きは完了し、入札球団との交渉期限は19日午後5時(日本時間20日午前7時)までとなっている。
ブルージェイズなど複数の球団が筒香の獲得に興味を示しているとされる。その中の1つがホワイトソックス。今季ア・リーグ中地区3位に沈み補強を必要としているが、筒香の獲得に関してはさほど優先度は高くないよう。地元メディア「NBCスポーツ」が伝えている。
このオフ、ホワイトソックスは右翼手、指名打者、そして先発投手の補強が必要だとされている。その中でも最大の補強ポイントが右翼手。「NBCスポーツ」では「ホワイトソックスの右翼手探し:ジョク・ピーダーソン、ニコラス・カステヤノス、マルセル・オズナと…ヨシトモ・ツツゴウ?」と題して、現状をレポートしている。
記事ではホワイトソックスにとって右翼手の補強は「最大のニーズだとみられており、今季右翼でプレーした選手たちの結果が球界最低レベルだったため、急を要している」と指摘。候補にドジャースのジョグ・ピーダーソン、カブスからFAとなったニコラス・カステヤノス、カージナルスからFAとなったマルセロ・オズナらの名前を挙げている。
そして、筒香獲得の可能性についても言及。「MLB公式のジョン・モロシ記者によると、ホワイトソックスは彼に興味を示している4球団の1つである」とし、筒香のDeNA時代の成績を紹介。「左翼手のツツゴウは出塁率が高く、2016年には.322/.430/.680、44本塁打という素晴らしい成績を残した」と伝えている。
ただ、やはりネックとなるのは守備面のよう。記事内では「彼の左翼手としての守備は懸念されるとみられており、モロシ記者は『スカウトたちはツツゴウがメジャーで平均的な左翼手になれる守備範囲を持っているか疑問に思っている』と伝えた。もしかしたら、ホワイトソックスは彼を空いているDHとして考えるかもしれない。彼は左打者であり、ラインナップにバランスをもたらすだろう」と指摘。左翼手には23歳のイーロイ・ヒメネスがいることもあり、右翼手の候補ではなく、あくまでもDHでの選択となる可能性をあげた。
MLB公式サイトのジョン・モロシ記者は「ホワイトソックスはFAのニコラス・カステヤノス、マルセル・オズナの決断を待ち、すぐにツツゴウとの契約に動かない可能性が高い」とも伝えている。ホワイトソックスの筒香獲得への動きは、メジャーでの実績が十分な大物FA2人の動向を待ってから、となるようだ。
(Full-Count編集部)