広島・緒方監督が「神ってる4番」構想「鈴木に昨季以上の成長見られれば」

ファンミーティングに参加…「課題の4番打者」に鈴木起用プラン

 広島の緒方孝市監督が27日、「セ・リーグ ファンミーティング 2017」に参加。リーグ2連覇と日本一へ向け、昨季限りで現役引退した黒田博樹投手の穴埋めをポイントに挙げた。

 緒方監督が穴埋め役として期待したのが大瀬良大地、九里亜蓮の13年ドラフト1、2位コンビだ。ドラフト1位の大瀬良は昨季、右肘痛で出遅れ、17試合登板(先発1試合のみ)、3勝1敗、防御率3.32。ドラフト2位の九里は昨季27試合登板(先発10試合)、2勝2敗、防御率4.50だった。緒方監督は「中継ぎだった大瀬良と九里。投手陣の中でも期待したい」と期待を込めた。

 打線のキーマンには田中広輔、菊池涼介、丸佳浩の“タナキクマル”を挙げ、課題には“神ってる男”の4番起用を挙げた。「上位のタナキクマルはウチの看板。当然、引っ張ってもらいたい中心選手。新井は開幕で4番に座る可能性は高いです。ただ、課題は4番打者。ここに鈴木誠也が昨季以上の成長が見られれば、4番に据えようと思っている。プレッシャーがかかるなら他の選手を据えようと思う」と話した。

「もう一度、チームの底上げ。(キャンプから開幕まで)ちょっとケガ人が出て、満足はいかないが、新たに戦力が出てくると思う。楽しみにしている」。昨季のリーグ制覇メンバーが今季もチームを支えることとなるが、緒方監督は新戦力の台頭と若手のさらなる成長を望んでいた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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