ポスト秋山候補、西武高木が50万円増の520万円でサイン 「武器の打撃活かす」

西武・高木渉【写真:荒川祐史】
西武・高木渉【写真:荒川祐史】

昨年オフに支配下登録、今季は2軍で12本塁打を放つ

 西武の高木渉外野手が10日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、50万円アップの年俸520万円でサインした(金額は推定)。

 2017年育成1位で入団し、翌18年オフに支配下登録を勝ち取った高木渉。支配下登録1年目となった今季は6月に1軍昇格を果たしたが、出場はわずか1試合のみに終わった。2軍ではチームトップタイとなる12本塁打を記録したものの、1軍では無安打。「来年は1軍でヒットを打ちたい。(2軍での12本塁打は)たまたまなので、それよりもヒットの確率を上げたい」とそのバットコントロールに磨きをかける。

 中堅手・秋山が海外FA権を行使してのメジャー移籍を表明しており退団が濃厚となっている中、球団からは「来年は飛躍の年に」とレギュラー奪取も期待された。高木渉は「秋山さんの代わりにはなれないが、自分の武器の打撃を活かしたい」としながらも、「守備がうまくないと1軍では使ってもらえない」と課題である守備の強化を誓った。

 10月上旬のフェニックス・リーグで、守備の際に左手首を骨折し現在はリハビリ中。6日に20歳の誕生日を迎えたばかりの高木渉は「より一層、自覚と責任を持って取り組みたい」と覚悟を口にしていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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