オリ、MLB通算282本塁打のジョーンズ獲得へ 米記者「日本に移籍する最も有名な1人」
34歳ジョーンズのNPB入りに米記者「ベテラン選手に別の道を強く示す」
ダイヤモンドバックスからFAとなっていたアダム・ジョーンズ外野手がオリックスと入団交渉をしていると複数の米メディアが伝えている。米紙「ニューヨークポスト」は「アダム・ジョーンズが日本のオリックス・バファローズからの複数年オファーを真剣に検討している。早ければ火曜日(10日・日本時間11日)に決定するかもしれない」としている。
34歳のジョーンズは2003年にドラフト1巡目でマリナーズ入り。06年にメジャーデビューし、08年にオリオールズへ移籍。11年から7年連続で20本塁打以上を記録するなどメジャー14年間で通算1939安打(MLB現役9位)、282本塁打(MLB現役16位)をマークした。
守備では4度のゴールドグラブ賞を受賞し、オールスター戦に5度選出されている。今季はダイヤモンドバックスでプレーし、137試合出場、打率.260、16本塁打、67打点を記録した。
同紙は「ジョーンズはダイヤモンドバックスと1年300万ドル(約3億2600万円)の契約をするまで昨オフずっと待たなければならなかった。彼は分析重視の時代に多くのベテラン選手の年俸が大きく削減されていることを主張していた」と説明。「この動きが決定したら、MLBで金額が抑えられたベテラン選手にとって別の道を強く示すことになるだろう」と指摘している。
この記事を執筆したジョエル・シャーマン記者は「アダム・ジョーンズは今まで日本に移籍した中で最も有名な選手の1人になるだろう。分析重視の時代に市場が壊れてしまったベテラン選手たちにとって、道を示すことになる」とツイッターに投稿している。