マエケンが5回無失点の好投でメジャー打線を封じる 「楽しさもあったし怖さもあった」
5回を2安打2奪三振2四球、「本当にいい経験」
12日の「2014 SUZIKI 日米野球」第1戦(京セラドーム大阪)で侍ジャパンの先発、前田健太(広島)がMLBオールスターチーム(MLB選抜)を相手に5回2安打無失点と圧巻のピッチングを披露。侍ジャパンを2-0の勝利に導いた。将来的にメジャー挑戦も見据える右腕は試合後のインタビューで「楽しさもあったし怖さもあった。本当にいい経験をさせてもらった」と充実した表情を浮かべた。
初回、先頭のゾブリスト(レイズ)をファーストゴロに打ち取ったが、続くカノ(マリナーズ)にはレフト前ヒットを浴びた。「やっぱり、すごく雰囲気というか難しいバッターだとマウンドで感じた」と前田。3番ロンゴリア(レイズ)に四球を与え、1死1、2塁のピンチを迎えるも、今季ナ・リーグ首位打者の4番モーノー(ロッキーズ)をセカンドゴロ、5番プイグ(ドジャース)を三振に仕留めた。
その後、許したヒットは5回のファウラー(アストロズ)のツーベースのみ。前田は5回2安打2奪三振2四球無失点とメジャー打線を封じ込め、侍ジャパンの勝利をお膳立てした。
「すごく大事なマウンドだと思って上がった。何とか日本代表の初戦を勝利に導けるようにと思ってマウンドに上がった」と話す右腕。強力打線との対決に関しては「長打力がすごくあると思うので1球1球気を付けながら丁寧に投げた」と振り返った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count