ア軍ヒンチ監督、“サイン盗み疑惑”に明言避ける 「その時がきたら、私は全て話す」

サイン盗み疑惑が報じられているアストロズ【写真:Getty Images】
サイン盗み疑惑が報じられているアストロズ【写真:Getty Images】

これまで調査団に2度会ったことを明かしたが「コメントできない」

 ゲリット・コール投手のヤンキース入りなどオフの補強で賑わうウインターミーティング。各球団の監督、GMらが新戦力の獲得などについて報道陣に囲まれるが、アストロズのAJ・ヒンチ監督は違ったようだ。

 近年では野球界最大のスキャンダルとして物議を醸しているアストロズの“サイン盗み疑惑”。ウインターミーティングの会場でワールドシリーズ以来、初めて公の場に姿を見せたヒンチ監督に注目が集まった。

 米メディア「USAトゥデイ」は「アストロズはサイン盗み疑惑に対してダンマリを決めた」と見出しを付け、ヒンチ監督が“サイン盗み”について明言を避けたことを伝えた。

 ヒンチ監督は集まった報道陣に向け「これまで、こんなに人気者になったことはなかったと思うよ」と語り、MLBの調査団とはこれまで2度会ったことを明かしたが内容については「コメントできない」と明言することはなかった。

 MLBで禁止とされている電子機器を使って相手のサインを盗む行為、ベンチ内のごみ箱を叩き打者に球種を知らせるなど多くの疑惑がかかっているアストロズ。2017年のワールドシリーズ制覇も傷つくことになりかねないが「他の人がどう考えるかをコントロールすることはできない」と指揮官。

 大きな処分が下される可能性もあるが「いつかその時がきたら、私は全て話すよ。いつか、みんながこのことを過去のものとして、前を見ることができる日が来ることを願っている。しかし、調査が終わるまでは、このことについて、何も話すことはできない」と、最後まで真相を語ることはなかった。

(Full-Count編集部)

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