広島・緒方監督 7失点KOジョンソンに苦言「役割果たしてもらいたかった」
ミスミス10失点で大敗発進、指揮官「自分たちの野球できなかった」
広島は31日、阪神との開幕戦(マツダ)に6対10で敗れた。雨の影響で30分試合開始が遅れ、極端に気温が下がった中での難しいコンディションでの試合。先発のジョンソンが4回途中7失点と乱調、守りのミスや押し出し四球などで失点を重ねての敗戦に、緒方監督は「しっかり守って攻撃に繋げる自分たちの野球ができなかった」と悔しそうだった。
「フォアボールあり、エラーもありで、中盤までの失点が痛かった。中継ぎも頑張っていたが、最後の福留の2ランで試合が決まってしまった」と、指揮官は10失点した投手陣を敗因に挙げた。それでも6回以降、追い上げた打線を「いい攻撃ができたし、実際に点も取れた。チャンスで一本出ていたし、ノー感じな人もいなかった」と評価した。
まさかの乱調だったジョンソンに関しては「開始時間の遅れや低い気温など、ピッチャーにとってはタフな試合だったが、先発としての役割は果たしてもらいたかった」と苦言を呈し、「3回では代えられない。エラーなどで集中力が乱れることもあったかもしれない。悪い方、悪い方に失点を重ねてしまった」と継投のタイミンについても説明した。
最後は切り替えた様子で「地元で開幕したんだから、明日は勝って、ファンの前でしっかり並んで挨拶できるようにしたい」と今季初勝利を誓っていた。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo