川崎宗則、6年ぶり古巣ホークス復帰で会見「クビになりました」 背番号52

会見前に正式サイン&背番号は再び「52」、「ただいまと言っていいですか。まだですね」

 ソフトバンクに6年ぶりに復帰することが決まった川崎宗則内野手が1日、福岡市内で入団会見を行なった。今季はカブスとマイナー再契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに参加。しかし開幕直前で球団からリリースされ、古巣復帰を決断した。背番号は以前と同じ「52」。

 この日の会見前に、正式に契約にサイン。注目の入団会見の冒頭、川崎は「おはようございます。福岡ソフトバンクに入団することになった川崎宗則です。鹿児島出身です。ただいまと言っていいですか。まだですね。プレーして初めて帰ってきたと言えると思います。2日前までアメリカにいました。クビになりました。ホークスから話をいただき、ホークスに行きたいと思った」と語った。

 1999年のドラフト4位で指名され、鹿児島工高からソフトバンクの前身であるダイエーに入団。03年に遊撃手のレギュラーを掴むと、その地位を不動のものとし、11年までプレーした。そのオフに海外FA権を行使し、メジャーリーグへの挑戦を決断すると、マリナーズへ入団した。その後ブルージェイズ、カブスを渡り歩き、その明るい人間性から、各球団のファンから絶大な人気を集めていた。

 11年までの12年間チームに在籍し、4度のリーグ優勝に貢献、WBCにも2度出場した川崎。ソフトバンクはチームの功労者として復帰を望み、オフのたびにラブコールを送っていた。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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