サファテ、クルーンに並ぶ助っ人記録の177S「怪我せずやってこられた証」
「この数日で越えられればいいけど…」
ソフトバンクのデニス・サファテ投手が1日のロッテ戦で、巨人などで活躍したマーク・クルーン投手の持つ外国人セーブ記録に肩を並べた。
この日の出番は急遽回ってきた。4点差で迎えた9回。マウンドには岩嵜翔が送られた。だが、その右腕が乱調。パラデス、鈴木に連打を浴び、井上への四球で1死満塁となると、工藤公康監督は守護神への交代を決断した。
「体は大丈夫だった」。開幕戦に続き、いきなりの連投となったサファテ。田村の中犠飛で1点を失ったが、最後は大嶺翔を三ゴロに仕留めて、ゲームを締めくくった。
通算177セーブ目をマークし「記録に並べてとても光栄だよ。強いチームで投げさせてもらっているから。ここまで来れたのは、怪我せずにやってこられた証」と語ったサファテ。「この数日で超えられればいいけど、自分ではどうにも出来ないからね。チームが勝つために、これからも投げたい」。記録更新は、時間の問題だ。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani