日ハム西川、完璧1号も「どん詰まり」? 「それは…エイプリフールなので」
報道陣を見事にだます? 「感触はすごく良かったです」
日本ハムの西川遥輝外野手が1日、西武戦(札幌ドーム)で先制本塁打を放った。3回先頭で打席に立ち、西武・野上亮磨投手から右翼へ今季1号。日本シリーズ第5戦でのサヨナラ満塁弾を彷彿とさせる当たりを「感触はすごく良かったです」と笑顔で振り返った。
快心の当たりにも関わらず、試合中に広報を通じて発表したコメントでは不満そうだった。「打ったのはスライダーですけど、どん詰まりですね」。打った瞬間ゆっくり走り出したのは手応え十分だった証拠はずなのに…。「それは…エイプリフールなので」と試合後に明かした西川。見事に報道陣をだました。
昨季リーグ2位の打率を残し、今季は長打を増やすことを目標に掲げている。「あそこはホームランを打つカウントじゃない。長打を狙ってはいなかったけれど、甘い球にしっかりスイングできた証拠」。幸先の良く4月のスタートを切った。
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石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa