7年総額約268億円…敏腕代理人ボラス氏が語るレンドンのエ軍移籍の背景
ボラス氏はレンドンを「MLBの中で最も過小評価されている選手」と絶賛
14日(日本時間15日)にエンゼルスの入団会見に臨んだアンソニー・レンドン内野手。ナショナルズからFAとなり、7年総額2億4500万ドル(約268億円)という大型契約を結んで新天地への加入が決まった。
今季はワールドシリーズを制したナショナルズで146試合に出場して打率.319、34本塁打126打点の好成績をマーク。ア・リーグの打点王に輝いた強打者が加わり、エンゼルスは大谷翔平、マイク・トラウトと共に強力な打線を構築できるようになった。
この日の入団会見にはレンドンの代理人も務める大物エージェントのスコット・ボラス氏が同席。レンドンのエンゼルス加入の背景について語った。
ボラス氏はエンゼルスのオーナーであるアーティ・モレノ氏との会話について「アーティはレンドンと契約を結びたいとしか言っていなかった。彼がダメだったら別の選手とかではなく、レンドンに興味があることをずっと示していたと伝えていた。トラウトの時もそうだったけどレンドンが加わることでもっといろいろな可能性が生まれるんではないかな」と語り、モレノ氏がレンドンに長く関心を持っていたことを明かした。
エンゼルスはレンドンと共に、同じボラス氏のクライアントであるゲリット・コール投手の獲得も目指していた。結果的に、コールは投手史上最高額でヤンキースへ移籍することになったが、ボラス氏は「ビリー(エプラーGM)からは1年を通してコールとレンドンに興味があることを知らされていた」と語っている。
また、ボラス氏はレンドンについて「今MLBの中で最も過小評価されている選手だと思う。3年連続でWARが6.0を超えている選手がいて、それはトラウトとレンドンだけ。あまりいない稀な選手だと思う」と絶賛する。5年連続でプレーオフ進出を逃しているエンゼルス。レンドンの加入で6年ぶりとなるプレーオフに手を届かせることができるか。
(Full-Count編集部)