歴史的ノーヒットノーラン達成の4投手がお立ち台 則本「人生最高のピッチング」、牧田&西野「吐きそうだった」
西「ファンの方がため息だったのでホントに苦しかった」
日米野球第3戦で歴史的ノーヒットノーランをやってのけた侍ジャパン4投手が試合後、そろってお立ち台に上がった。
5回無安打無四球6奪三振とパーフェクトピッチングでチームに勢いを与えた先発の則本(楽天)は「人生最高のピッチングができた」と満面の笑み。メジャー打線相手にも強気の投球で圧倒し、「今日はストレートで空振りを取れていたし、変化球も思い通りのところに投げられていた」と自画自賛。「今日は本当にいいピッチングだった。それを来年以降も続けたい」と声を弾ませた。
6回からマウンドに上がった2番手の西(オリックス)は先頭打者に四球を与え、この日初めてのランナーを出した。それでも粘り強く要所を抑え、2回4奪三振2四死球で無安打無失点で切り抜けた。「ファンの方がため息だったのでホントに苦しかった」と振り返った。
そして8回に登板した3番手・牧田(西武)は2奪三振2四球、4番手の西野(ロッテ)はセカンド菊池(広島)の好守にも助けられ三者凡退で打ち取り、最後までノーヒットを継続。「ブルペンでは吐きそうでした。もうひどかったです。ストライク入らなくてどうなるかと思った」と牧田が言えば、西野も「同じく吐きそうだった」と苦笑い。極度の緊張を見事に乗り越えて快挙を成し遂げた。
4投手の活躍もあり、4-0で快勝した侍ジャパンはこれで無傷の3連勝。5試合制のシリーズで早くも勝ち越しを決めた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count