クロマティ氏が巨人助っ人アドバイザーに立候補? 外国人選手の生かし方とは?
DH制は賛成?反対? ソフトバンクに勝つための方法などインタビューで語る
巨人OBのウォーレン・クロマティ氏と、篠塚和典氏のインタビュー企画の第2弾が「Full-Count YouTube」で公開となった。巨人最強助っ人とファンからの人気が高いクロマティ氏とコーチ経験のある篠塚氏は、外国人選手の見極め方を提言。その他、巨人が日本シリーズで勝つ方法や、今季で現役を引退する阿部慎之助(現・2軍監督)やスコット・マシソン投手の存在、原辰徳監督が挙げる「セ・リーグDH導入案」について語り合った。DH導入には前向きかと思いきや、意見がはっきりと分かれた。
5年ぶりにリーグ優勝を果たした巨人。来季、日本一奪回のために重要なポイントを両氏はいくつか挙げた。その中で、今季、ゲストとして球団に呼ばれたクロマティ氏は外国人選手にも言及。巨人はナショナルズでプレーしたヘラルド・パーラ外野手、韓国リーグSKで17勝を挙げたエンジェル・サンチェス投手とここまでに契約。投打の助っ人が来シーズンのカギを握るのは間違いない。
一方で、今季限りで2012年から8年に渡って在籍したスコット・マシソン投手が現役を引退。自身よりも1年長く在籍したマシソンについてクロマティ氏は「いい投手だった。一番、重要なことは『いいチームメート』だったということ。巨人にうまく溶け込むために非常に大事な要素」と1年目から日本一に貢献するなど、ブルペンを支えた右腕の成功の背景を指摘した。
マシソンはメジャー経験右腕ながらも、日本式の練習に順応。ファンサービスも旺盛で、電車通勤も好んでするなど、野球だけでなく日本の文化にも対応した。クロマティ氏は「次の外国人選手を探す際には、巨人のフロントは自分とスコットに意見を求めてもいいかもしれないね。我々は細かいことも理解しているので、外国人選手と話す際、そういったことも確認できる」と提言。日本で成功を導ける、とした。
「日本のやり方を理解できるか、日本流でプレーできるのか。日本流に切り替えられる選手かを巨人が見極めるために我々なら手助けできる」。試合に出られないから悪態をついたり、チームに不穏な空気を与えるのはシーズンの成績にも関わってくる。巨人でコーチ経験のある篠塚氏も「自分もコーチ時代、外国人選手に思っていることが、通訳を介しても伝わらないことがあった」とクロマティ氏のような存在が“潤滑剤”としてチームにとってもいいと指摘した。