ヤンキースと契約のコールが入団会見で持参した少年時代の思い出の品

ヤンキースへの入団会見に臨んだゲリット・コール【写真:Getty Images】
ヤンキースへの入団会見に臨んだゲリット・コール【写真:Getty Images】

契約が決まり、家族がクローゼットから持ってきた1枚のボードに米メディア注目

 アストロズからFAとなり、投手史上最高の総額3億2400万ドル(約356億円)の9年契約でヤンキースに移籍したゲリット・コール投手がニューヨークで入団記者会見に臨んだ。小さい頃からヤンキースファンだったコールは会見に思い出のボードを持ち込み、チームへの愛を語った、とMLB公式や地元メディアが報じている。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は「ゲリット・コールは、ニューヨーク・ヤンキースとの契約発表の場にしわの寄ったボードを持参した。そのボードに『ヤンキースファン、今日も、明日も、永遠に』と書かれている」と2001年のワールドシリーズを観戦した時のエピソードを紹介。「コールが11歳の時、フェニックスで行われた2001年のワールドシリーズ制覇の時に観客席で彼が掲げていて、カメラに映ったときのものだ。ブルーのテープで書かれていた文字は、時を経て、茶色に変わってしまった」と18年分の思いが込められたグッズであると伝えた。

 ニューヨークポストの電子版ではコールがずっとクローゼットにそのボードをしまっていたことや、ヤンキースと契約が決まったときに両親がそれを持ってきてくれたことも記事で紹介。「だから、今回ニューヨークに持ってこようと決めた」とコールは記者会見で明かしている。

 コールは高校時代にドラフト会議でヤンキースに指名されながらも大学に進学。パイレーツでメジャーデビューし、今季は20勝5敗、防御率2.50で最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得した。地元紙は「これは僕の夢だった。2度目のチャンスを与えてもらった」とのコメントや、背番号は45になることを伝えている。

【写真】少年時代の思い出とともに…色あせたボードを手に会見に臨んだコールの実際の写真

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