強打の1番キンズラー、今季限りで現役引退 大谷1号の盛り上げ役、球宴4度
レンジャーズ、タイガースなどで通算1999安打、257本塁打、243盗塁を記録
レンジャーズ、タイガースなどで通算1999安打を記録したイアン・キンズラー内野手が今季限りで現役引退することになった。今季プレーしたパドレスのフロント入りするという。米メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏が自身のツイッターで伝えた。
37歳のキンズラーは03年ドラフト17巡目でレンジャーズから指名を受け、06年にメジャーデビュー。14年からタイガース、18年にはエンゼルス、レッドソックスでプレー。強打の1番打者として活躍し、シーズン30本塁打30盗塁を2度マーク。メジャー通算14年間で1888試合出場、打率.269、1999安打、257本塁打、909打点、243盗塁を記録した。オールスター戦には4度選出され、ゴールドグラブ賞は2度受賞。また、17年のWBCでは米国代表の初の世界一に貢献した。
エンゼルス・大谷翔平投手の良き理解者でもあった。17年オフにタイガースからトレード移籍した際には「オオタニを獲得する一連の流れを見て、本気で勝ちにいっていると思った」とトレード拒否権を持っているにもかかわらずに移籍を決断。大谷がスプリングトレーニングで不振に陥った際には「シーズンに向けた練習をしている。バッティング、ピッチング、彼には色々あるんだ」と温かく見守り、18年4月3日にメジャー初本塁打を放った際には、「サイレント・トリートメント」の仕掛け人の1人としてその場を盛り上げた。
(Full-Count編集部)