中日12回引き分けで今季初勝利ならず 大島4安打&ゲレーロ3安打も及ばず
勝利目前の9回にリプレー検証で同点に追いつかれる
37年ぶりとなる開幕4連敗中だった中日は5日、本拠地での広島戦を3-3で引き分けた。今季初勝利が目前に迫った9回、守護神・田島が追いつかれた。
開幕5連敗を阻止したかった中日は、初回にゲレーロがセンターに適時打を放ち、先制に成功する。だが、直後の2回に広島・エルドレッドの今季1号2ランで、あっさり逆転されてしまった。
スコアは動かず1-2で迎えた5回。ルーキー京田とゲレーロの連打などで2死一、三塁とすると、侍戦士・平田がライトへ同点適時打。勝負を振り出しに戻した。
4回途中からマウンドに上がった2番手・又吉が広島打線を抑えると、ここで再びゲレーロが奮起。7回に先頭・大島が二塁打で出塁し、送りバントで1死三塁となった場面で、打席に立ったゲレーロはレフトへきっちり犠牲フライを上げた。三塁走者の大島が勝ち越しホームを踏み、勝負を決まったかに見えた。
だが、9回に守護神・田島が捕まった。1死一、二塁で鈴木に左前打を許すと、二塁走者だった丸が一気に本塁へ。送球とどちらが早いか微妙なタイミングだったが、球審はアウトの判定。リプレー検証の結果、丸の足が先にホームベースに触れていたと判定が覆り、同点に追いつかれた。
中日は延長12回に無死一、二塁とサヨナラ勝利の絶好機を作ったが生かし切れず。5連敗はまぬがれたものの、目前に迫った今季初勝利を逃してしまった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count