岩隈久志にレッドソックスへのトレードが急浮上!? 「レッドソックスは彼について話し合いを重ねている」
マリナーズが求めるのは強打者セスペデス?
マリナーズの岩隈久志投手にレッドソックスへの電撃トレードの可能性が急浮上した。地元紙ボストン・グローブの名物記者ニック・カファルド氏が、今オフ注目の動きを取り上げた特集の中で報じている。
記事では、岩隈について以下のように触れている。
「シアトルは33歳の岩隈に対する(他球団からの)2、3の問い合わせにうまく対応している、レッドソックスは少なくともクラブ内で彼(岩隈獲得)について話し合いを重ねている状況だ。マリナーズはトレード要員にヨニエス・セスペデスのようなインパクトを持つ打者を求めることになるだろう。岩隈は過去2シーズンで29勝を挙げている」
昨年のワールドシリーズを制覇しながら、今季はア・リーグ東地区最下位に低迷したレッドソックスは、7月のトレード期限でピッチャーを大量放出。先発投手の補強は今オフ最大のテーマになっている。ロイヤルズのエースとしてワールドシリーズ進出に貢献し、FAとなったジェームズ・シールズ投手の獲得に向け、力を注いでいるとの噂もある。
また、ポスティング・システム(入札制度)でのメジャー挑戦の可能性が残されているオリックス・金子千尋投手、広島・前田健太投手にも強い関心を示している。先発ローテーションの強化のため、アグレッシブに動いていることは間違いない。
今季開幕前の自主トレで右手中指を負傷した岩隈は、出遅れながらもメジャー自己最多の15勝(9敗)、防御率3・52と好成績を残した。圧倒的な制球力とスプリットを武器に安定感のあるピッチングを披露。過去2年間で29勝と安定した成績を残しており、レッドソックスにとって間違いなく魅力的なターゲットだ。