阪神福留、助っ人8人体制でポジション争い激化も不動 「自分で勝ち取ればいい」

「よしもとエンジョイベースボール」に参加した阪神・福留孝介【写真:佐藤直子】
「よしもとエンジョイベースボール」に参加した阪神・福留孝介【写真:佐藤直子】

22日に都内で野球教室に参加、野球で悩む子どもたちに楽しさ伝える

 阪神の福留孝介外野手が22日、神宮球場で開催された「よしもとエンジョイベースボール」に参加。野球で悩む小学生約50人とたっぷり3時間半触れあい、一緒に野球の楽しさを味わった。打撃や守備指導の他、2チームに分かれてのミニゲームでは、子どもたちにポジティブな声掛けを実践した。

 ココリコ遠藤ら野球好き芸人も参加し、終始笑いの絶えなかったイベントを終え「今日みたいな環境で野球をやって、やっぱり楽しいなと思ってもらえるかもしれない。楽しい、これを続けたい、と子どもが思えるきかっけを、僕らが与えていければいい」と話し、今後も積極的に活動に参加していくとした。

 自身が来季に向けて、楽しみにしていることもある。チーム内での競争だ。阪神は今オフに外国人選手の補強に努め、合計8選手と契約を交わした。当然、ポジション争いが激化するが「それはこの世界にいれば当然のこと。外国人選手が何人来ようが、外国人選手には登録枠があるけど、日本人選手には枠はない。そこは自分で勝ち取ればいい」と涼しい顔。

 同時に、チーム内に生まれる競争について「誰かとバチバチやるわけじゃない。競争する中で、自分たちが互いに切磋琢磨して、技術的なものが上がっていけばいい。まずは自分のやるべきことをやるのが一番」と、健全な競争意識から生まれる相乗効果に期待した。

 この日は、今季まで米パドレス傘下マイナーでプレーし、楽天入りを決めた牧田和久投手も参加。牧田から要望を受け、来年1月に米国で一緒に自主トレを行うという。「アメリカでこういうことをやってきたんだっていうのを、彼自身も日本で見せてほしいと思う。そういうのが楽しみです」と、3年ぶりに日本に戻るサブマリン右腕に期待した。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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