ロッテドラ1佐々木、先発白星は“新人一番乗り” 援護の井上も称賛「もってる」
6四球も同級生・田村の助言生かして好投、「カーブが有効と教えてくれた」
マスクをかぶった同級生・田村、そして守る野手全員の熱い思いが結集した。ロッテのドラフト1位ルーキー佐々木千隼投手が6日の日本ハム戦で斎藤佑樹投手と投げ合い、5回97球で6四球を出しながら粘って1失点にしのぎ、プロ入り初登板初先発で初勝利を挙げた。中継ぎでは楽天のドラフト9位・高梨が先に初勝利を挙げたが、先発ではルーキー“一番乗り”でプロ1勝を掴み、改めてポテンシャルの高さを証明してみせた。
2回に井上の先制タイムリーで援護をもらった佐々木。しかし、3回に中島を歩かせると、13メートルの強風で予想以上に変化球の曲がりが大きく、暴投で1死二塁に。1番の西川に同点適時打を浴びた。
だが、ここからが並のルーキーとは違う。西川に走られ、逆転のピンチを招きながらも「同級生バッテリーで絶対にプロ初勝利」とキャンプから約束していた田村のアドバイスが功を奏した。
「(強風で)変化球が凄く曲がる。シンカーもよく落ちたが、カーブが有効と教えてくれて、セットに切り変えたのも田村のアドバイス」
2番に入った大谷を中飛、近藤を一ゴロでピンチを脱した。