ド軍前田が筒香に期待「どんな打ち方するのか」　同僚柳賢振の移籍は「寂しいが…」

途中から中継ぎに回った今季を「いいシーズン、2桁勝てたのが大きい」

　ドジャースの前田健太投手は23日、東京都内で開かれた、プロラボホールディングスのブランドアンバサダー就任記者会見に登壇した。

　前田は今季を振り返り「ワールドチャンピオンになれなかったのは悔しかったが、自分としてはいいシーズンだった。2桁勝てたのがすごく大きかったし、プレーオフは中継ぎという立場でしたが成績を残せたのは繋がることかなと思います」と語った。今季は10勝8敗、防御率4.04と2年ぶりに2桁勝利を挙げていた。

　今オフもメジャーの動きは活発で、同日にはチームメイトでFAになっていた先発左腕・柳賢振のブルージェイズ入りが決まった。前田は今季もシーズン終盤に中継ぎに回ることとなり、来季は先発にかける思いも強いが「いいチームメイトなので寂しいですが、あまりそこは考えない。自分次第だと思います」と自身のレベルアップに集中する。

　さらにブルージェイズは山口俊投手と、またレイズは筒香嘉智外野手と契約し、来季は新たに日本人メジャーリーガーが増える。異なるリーグのため会う機会は限られるものの、「日本人選手と対戦するのは特別な感情になるし、1つの楽しみでもある。知っている人と会えるのはリラックスできる。日本人と食事に行く機会は少ないので、情報交換もできる」と心待ちにしているようだ。

　特に筒香とは広島時代に対戦した経験もあり「当時からパワーもあっていいバッターだった。自分を変えずに対応できる数少ない打者の1人だと思う」と絶賛。「どんな成績を残すのか、どんな打ち方をするのかなと楽しみ」と笑顔で話した。

（臼井杏奈 / Anna Usui）