前阪神ジョンソン、パドレスでどう起用? 米記者予想「重要な場面は求められない」

パドレスと契約したピアース・ジョンソン【写真:荒川祐史】
パドレスと契約したピアース・ジョンソン【写真:荒川祐史】

今季阪神で大活躍も、過去のメジャーでの成績を不安視

 前阪神の右腕ピアース・ジョンソン投手は23日(日本時間24日)、パドレスと2年総額500万ドル(約5億4700万円)で契約合意した。阪神ではセットアッパーとして大活躍した右腕について、MLB公式サイトのパドレス番記者、AJ・カッサベル氏は「最初から重要な場面で投げることは求められないだろう」と、ジョンソンが他主力投手の補完的な役割を担う可能性を指摘した。

 記事でカッサベル氏は「ジョンソンは阪神タイガースで今季58試合に登板して防御率1.38とし、それ以外の成績も素晴らしかった。58回2/3で91奪三振、たったの2被本塁打、9回あたり5.2被安打とした」と今季の阪神タイガースでの成績を絶賛した。

 その一方で同記事は、カブス時代の2017年に1イニングしか投げていないこと、ジャイアンツ時代の昨季は防御率5.56、43回2/3で36奪三振というメジャー時代の成績から「この契約には少しリスクがある」と不安も指摘している。

 記事でカッサベル氏はさらに「少なくとも最初から重要な場面で投げることを求められないだろう」と指摘。「カービー・イエーツ(今季41セーブ)がクローザーとしてブルペンを固め、新たに契約した左腕ドリュー・ポメランツと剛腕アンドレス・ムニョスが主にセットアッパーを務めることになる」と予想している。

 ジョンソンの起用法として同氏は「左腕のマット・ストラムとホセ・カスティーヨも試合の終盤で起用されるだろう。全てがプラン通りなら、ジョンソンはこの2人を補完する右腕として投げる事になるかもしれない」と説明。あくまで補完的な役割を担う可能性を示唆している。

 今季阪神で圧倒的な成績を残したが来季起用法は不透明なジョンソン。番記者の見立てを覆せるか。来季は注目の1年となる。

(Full-Count編集部)

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