7月下旬に5ゲーム差以上でダルビッシュ放出も!? 米番記者が大胆予想
エース右腕以外にもトレード対象者が多数
開幕カードに3連敗し、7日(日本時間8日)アスレチックス戦でようやく今季初勝利を飾ったレンジャーズ。自身初となる開幕投手を務めたダルビッシュ有投手も7回4失点と奮わず、チームに白星スタートをプレゼントできなかった。今季終了後にフリーエージェント(FA)となるダルビッシュの去就を巡り、オフから契約延長やトレードなど、さまざまな声が飛んでいるが、地元番記者が読者の質問に対して「7月下旬に5ゲーム差以上あれば、トレード放出は濃厚」との見解を示した。
「7月に何ゲーム差あればJD(ジョン・ダニエルズGM)はダルビッシュをトレードしますか?」という読者から寄せられた質問に答えたのは、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」で番記者を務めるエバン・グラント記者。同記者は「日付にもよるが」としながら「7月下旬の10日間で、ワイルドカード争いで5ゲーム以上離されたら、ダニエルズGMはダルビッシュ他の選手を放出することを真剣に考え始めると思う」と大胆予想した。
ダルビッシュ以外にもトレード対象として挙げられているのは、一塁手ナポリ、中堅ゴメス、先発ロス、先発キャッシュナー、そして捕手ルクロイだ。もしワールドカード争いから5ゲーム以上離脱するようなことがあれば、「ひと夏で若手有望株を揃えるために大規模なファイアーセール(トレード放出)をする可能性もある」と指摘している。
8日(日本時間9日)に本拠地でのアスレチックス戦で、今季初勝利を目指すダルビッシュ。グラント記者は別の記事で、メジャー6年目の右腕が「投球プレートを踏む位置を一塁側から三塁側に変更する予定だ」とも伝えている。これまで三塁側を踏むことが多かったダルビッシュだが、今季開幕戦では一塁側を踏むスタイルを試していた。だが、思ったような制球ができず、再び三塁側に戻すことで制球力の改善を目指すという。
今季はシーズンを通じて契約やトレードの話が絶えないだろうが、まずはエースたる投球を披露して、チームを勝利へ導きたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count