大谷、メジャー打線相手に4回2失点も7Kの粘投

本拠地で日米野球初先発

 日米から注目を浴びる中、侍ジャパンの大谷翔平(日本ハム)が18日、札幌ドームで行われた日米野球第5戦に先発し、4回68球を投げて6安打7奪三振3四死球2失点で降板した。本拠地で自身が持つ162キロの日本プロ野球最速記録の更新が期待されたが、達成はならなかった。

 初回、大谷がいきなり魅せた。先頭のアルテューベ(アストロズ)にいきなりヒットを許したものの、続くプイグ(ドジャース)、モーノー(ロッキーズ)、ロンゴリア(レイズ)を3者連続三振に仕留める。ロンゴリアから三振を奪った一球は、160キロの速球だった。

 2回も先頭の5番サンタナ(インディアンス)に四球を与えて出塁を許したものの、ペレス(ロイヤルズ)をセカンドへの併殺に仕留め、続くゾブリスト(レイズ)を空振り三振に切って取る。

 しかし3回、20歳右腕はいきなり崩れた。先頭の8番デューダ(メッツ)に左中間へツーベースを許し、9番エスコバル(ロイヤルズ)のライト前ヒットで無死2、3塁のピンチ。続くアルテューベの打席で、嶋(楽天)が捕逸して先制を許す。さらにアルテューベのショートゴロの間に2点目を奪われた。

 大谷はその後も安定感を欠き、プイグにレフト前ヒットを許すと、モーノーに四球、ロンゴリアに死球を与えて満塁に。しかしここは踏ん張り、サンタナ、ペレスと連続三振に切って取った。

 4回も2死からエスコバル、アルテューベと連続ヒットを許し、1、3塁とピンチを迎えるも、プイグをフォークで空振り三振に仕留める。これでこの日、7個目の三振となった。大谷はこの回で降板。粘投を見せるも、メジャー打線相手に163キロを記録することはできなかった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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