鷹岩嵜、2000万円減の年俸7500万円で更改 今月一般女性と入籍「今まで以上に…」
昨年2度右肘を手術、今季登板は2試合にとどまった
ソフトバンクの岩嵜翔投手が25日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万円減の年俸7500万円でサインした。今季2試合の登板に終わった右腕は「何もしてないので」と納得の表情だった。(金額は推定)
岩嵜は昨年2度の右肘手術を経験。今季は8月21日のオリックス戦で1年4か月ぶりの1軍マウンドに上がった。1軍登板は続く24日のロッテ戦の2試合に終わったが「まずは投げられたことが何よりうれしかった。長いこと苦しんできたが、ファンの方の声援がうれしかった」と語った。球団にも復活を喜んでもらったといい「ケガさえなければやってくれる投手だから」という言葉をもらったという。
「大きな一歩を踏み出せたが、まだ納得するボールじゃなかった。完全復活したいという思いはあるし、そのためにも勝ちパターンで投げたい。甲斐野やモイネロや(高橋)純平に勝てるようにイチからやっていく」
21日には都城市出身の一般女性と入籍。「1人の人生じゃないし、守らなきゃいけない存在ができた。今まで以上に気合を入れてやらないといけない」と入籍を大きなモチベーションに変えていく。「奥さんもそうだが、トレーナーさんや監督・コーチなどにも支えられてきた」と、長いリハビリを見守ってきた人たちのためにも岩嵜は完全復活を目指していく。
「(右肘は)不安なく投げられているし、ほとんど問題はない。秋季キャンプでも工藤監督からアドバイスをもらってシーズン中には投げられなかったボールが投げられた。そのいいイメージのまま継続できている」と来季に向けての手応えも感じている。
「イチからアピールしないといけない立場なので早く仕上げていきたい」。2020年、岩嵜は自主トレと春季キャンプから本当の復活ロードを歩んでいく。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)