鷹・柳田が7年契約もNPB最長は韓国人右腕の8年 MLBでは2選手が13年契約…
NPBでは96年に巨人が趙成ミンと8年、MLBではスタントン、ハーパーが13年契約
ソフトバンクの柳田悠岐外野手は25日、契約更改交渉を行い、新たに2020年からの7年契約を結んだ。来季年俸は今季から現状維持の5億7000万円、その後は変動制となり4年が経過した際に残る3年の契約の内容を決める。
異例の長期契約となる7年契約だが、実は、さらに長期の契約を結んだ選手もいる。NPBの日本人選手では7年が最長。柳田は、松中信彦氏、則本昂大投手と並ぶ歴代最長となる。
NPBの最長契約は韓国人右腕。1996年に巨人に入団した趙成ミン投手の8年契約だ。趙成ミンは1996年に韓国・高麗大から異例の長期契約でNPB入り。1年目から11セーブと活躍し、2年目には先発として前半戦だけで7勝を挙げた。しかし、初選出された球宴で右肘を故障するとその後は低迷し、8年契約の半分となる4年で契約解除となり自由契約となった。2013年にはソウル市内で自殺し、39歳の若さで亡くなった。
MLBではマーリンズがジャンカルロ・スタントン外野手と歴代最長となる13年総額3億2500万ドル(約355億円)で契約。スタントンは2017年オフにヤンキースにトレードされ、契約は新球団に引き継がれている。さらに昨オフにはブライス・ハーパー外野手がフィリーズと13年総額3億3000万ドル(約361億円)の契約を結んでスタントンに並んだ。
柳田は今季、左膝裏の違和感で約4か月に渡って離脱し、38試合の出場で打率.289、7本塁打、23打点の成績。長期契約1年目の来季は、打率.352、36本塁打をマークした昨季のような活躍を期待したい。
(Full-Count編集部)