ダルビッシュ、投球間にゴミ拾う 米メディア“絶賛”「模範的」「星も守れる」

MLB公式サイトが特集、ツイッターでも紹介「ユウは星も守れる!」

 レンジャーズのダルビッシュ有投手は8日(日本時間9日)の本拠地アスレチックス戦で今季初黒星を喫した。6回1失点(自責1)と好投したが、味方打線が7回までノーヒットに抑えられるなど援護に恵まれず。それでも、今季初のクオリティスタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達成し、先発としての役割は果たした。MLB公式サイトでは、ダルビッシュがマウンド上で見せた行動に注目し、「模範的市民」と絶賛している。

 5回まで毎回走者を出しながらも、無得点に抑えたダルビッシュ。5回にはメジャー102試合目の登板で初となる牽制成功でピンチを切り抜ける場面もあった。しかし、6回に四球と二塁打でピンチを招き、ボートの二ゴロの間に1失点。6回97球で4安打3四球5奪三振1失点で1点ビハインドのまま降板。救援陣が失点を重ね、チームは1-6で敗れてダルビッシュに今季初黒星がついた。

 地元紙は、ダルビッシュが1失点以内の投球を見せてチームが敗戦したのはキャリア8度目で、これはレンジャーズでは2番目に多い数字(ノーラン・ライアンとコルビー・ルイスが9度)だというデータを紹介。不運を嘆いたが、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は全く違う点に注目し、ダルビッシュを称えた。

 2回1死走者なしの場面。ラウリーに対してカウント2-2として、5球目を投げようと捕手ルクロイとサイン交換をしている時、ダルビッシュは何かに気付き、突然マウンドから降りた。マウンドのすぐ横に飛んできたビニール袋を拾うと、場内からは大きな歓声が沸き起こる。

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