前田健太、1点リードの5回4失点で降板 今季初勝利に望みつなぐ
テンポいい投球見せるも5回に連打を浴びて追い上げられる
今季初勝利を目指すドジャース前田健太投手が9日(日本時間10日)、敵地でのロッキーズ戦に先発。打線の援護に助けられながら5回を1被弾を含む5安打1四球5奪三振で4失点(自責4)とし、1点リードのまま勝利投手の権利を持って降板した。
いきなり2点の援護をもらってマウンドに上がった初回。前田は最速93マイル(約150キロ)の速球にスライダーとカーブを巧みに織り交ぜながら、13球で3者凡退とした。シーガーの2号2ランで再び2点の援護をもらった2回も3者凡退。だが、3回に1死二塁から迎えたブラックモンに初球カーブをセンター最深部に飛び込む2ランとされた。
ドジャース打線は4回にもフォーサイスの右適時打で1点を加え、前田に3点のリードを与える。マウンド上の右腕はこれに応えるかのように、打者2巡目からはチェンジアップを活用しながらアウトを奪った。
ピンチが訪れたのは5回。先頭ウォルターズに四球を与えると、1死からブラックモンに右前打、パーラに左前打と連打を浴びて1失点。なおも1死一、三塁でゴンザレスに左翼へ犠飛を運ばれ、三塁走者が生還。最後はアレナドをライトフライに仕留めたものの、この回一気に1点差まで追い上げられた。
今季初登板の4日パドレス戦では立ち上がり制球に苦しみ、5回3失点で黒星を喫していたが、この日は5回に連打を許して5回4失点。6回の打席で代打を送られて降板。1点リードのまま後続に託した。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count