鷹、3年目の三森は70万円増の600万円 初出場含む1軍24試合出場「いい経験」
怪我人が続出した前半戦にチームに貢献
ソフトバンクの三森大貴内野手が26日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、70万円アップの600万円でサインした。(金額は推定)
3年目の三森大貴は今季、プロ初出場を含む24試合に出場。打率.208ながら、2本の三塁打と3つの盗塁を記録するなど俊足ぶりをアピールし、故障者が続出した前半戦でチームに貢献した。守備では課題も残したが、1軍のレベルの高さを身をもって経験した。
「いろんな事情はあるとはいえ、目標だった1軍に上がれた。あんなに出場できると思ってなかったし、スタメンでも使っていただき、いい経験ができた。打撃では確実性。相手もすぐに研究して変化してくるが、その対応がわからないままやっていた。守備では全体的にレベルアップして自分自身もスピードを上げていかないといけない」。交渉後には今季を振り返って見つかったさまざまな課題を口にした。
オフには田中正義らとプエルトリコのウインターリーグに参戦。「向こうの打者はテイクバックや足の上げ方など無駄な動きがない。それで日本人の投手も打っていたのは勉強になった。僕も効率よくボールに力を伝えていけるようになりたい」と語る。来季もより多くの1軍経験を積むために「二塁だけでなくどこでもできる準備をしていきたい」と、さらなる飛躍に意欲を示した。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)