エンゼルスのプホルスが通算592号! 史上9人目の600本塁打まで残り「8」
9回に6点を返す劇的大逆転の号砲となった今季第1号ソロ
エンゼルスの大砲アルバート・プホルス内野手が9日(日本時間10日)、本拠地でのマリナーズ戦で今季1号ソロを放ち、通算本塁打数を592とした。9回に6点差を返す大逆転劇の号砲となった一発で、史上9人目となる600号達成まで残り「8」とした。
まさに号砲だった。3-9と6点を追う9回。先頭打者で打席に立ったプホルスは、球場に漂う敗戦ムードを中堅スタンドに飛び込む特大ソロで切り裂いた。今季1号は通算592本目のアーチ。史上9人目となる600本塁打まで残り「8」本、史上8位のサミー・ソーサの609本まで残り「17」とした。
大砲の一発で目覚めたエンゼルス打線は、マリナーズ救援陣の乱調も相まって、次々と得点を重ねていく。そして、ついに1点差に迫った2死満塁の同点機で再び打席に立ったプホルスは、ライト前に打球を弾き返して同点。なおも満塁で続くペニントンが値千金のサヨナラ打を右前に運び、エンゼルスが劇的な大逆転勝利を飾った。
メジャー17年目を迎えるプホルスは、怪我に泣いた2013年(17本)と2014年(28本)を除く14シーズンで30本塁打以上を記録。カージナルス在籍時の2009年(47本)、2010年(42本)には2年連続で本塁打王に輝いた。昨季も31本を打っており、今季中の金字塔達成は間違いない。
マーリンズのイチローと並び、将来は殿堂入り確実と言われる稀代の強打者。37歳を迎えた今季も恐怖の大砲として存在感を見せつけてくれそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count