西武栗山、縁ある「52」にちなみファンと“鉄道交流” 「西武球場前はどんな駅なんだろう」
48名のファンと西武鉄道が運営するレストラン列車で交流
西武の栗山巧外野手が27日、西武鉄道が主催する「『52席の至福』×埼玉西武ライオンズ『栗山巧』2019」に参加し、抽選で選ばれた48名のファンとツアーを楽しんだ。
「52席の至福」とは、西武鉄道が運営するレストラン列車。この企画は、現在背番号「1」を背負っている栗山が入団当初に背番号「52」をつけていたことから、西武鉄道が球団に打診したことで実現した。栗山は20.5倍の高倍率から選ばれた48名のファンと共に池袋駅を出発すると、約2時間、車内で一人一人のファンと個別に時間を設け、サインや記念撮影などを丁寧に行った。
現在は移動の際に電車を利用することは滅多にないという栗山。「池袋から列車に乗って(西武球場前駅まで)行くのはなかなか最近ないですね」と話し、「(入団当初は)西武球場前はどんな駅なんだろうと想像したりもした」と当時を懐かしんだ。
車内にはルーキー時代に使用していたという「52」の刺繍がほどこされたグラブを持ち込み、旅程の最後には「『52席の至福』ということで、僕も背番号『52』をつけていたころを思い出しました」と車内で挨拶を行った。「こんなに近くで目をしっかり合わせて(ファンと)しゃべることはない。僕としても貴重な時間になりましたし、ファンの皆さんにも喜んでもらえていたら」とファンとの交流を楽しんでいた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)