田中将大の次戦登板は15日 ヤンキース正捕手は4週間離脱と米報道

先発5番手モンゴメリー投入、指揮官「田中とサバシアを1日長く休ませたかった」

 開幕前から怪我人続出のヤンキースだが、8日(日本時間9日)敵地でのオリオールズ戦では正捕手ゲーリー・サンチェスが上腕二頭筋を負傷し、故障者リスト(DL)入りした。攻守の要となる若手選手だけに、早期の戦列復帰が望まれるが、ジラルディ監督は復帰までに4週間掛かる見込みだと話したという。球団公式サイトが報じている。

 MRI検査の結果、「上腕二頭筋肉離れ1度」と診断されたというサンチェスは「もっと早く復帰できるかもしれないけど、どうかな。やってみないと分からない」と通訳を介して話したという。記事によれば、負傷直後は腕を上げるだけでも違和感を感じていたが、徐々に回復の傾向にあるそうだ。

 ジラルディ監督は「主軸でもある本当に素晴らしい選手がいないのは痛手だが、他の2捕手にアピールのチャンスが巡ってきたわけだ」と話し、控えのローマイン、昇格したばかりの日系4世ヒガシオカの奮起を期待しているようだ。ヤンキース入り9年目にしてメジャー初昇格を果たしたヒガシオカは、10日(同11日)レイズ戦に途中出場し、メジャーデビュー。キャンプ中にコンビを組んだ田中将大投手の女房役を務める可能性も十分ある。

 中4日のローテーション通りならば13日(同14日)レイズ戦で先発予定だった田中だが、球団公式サイトによれば、1日延びた14日(同15日)本拠地でのカージナルス戦に先発予定となった。スケジュール上、17日(同18日)ホワイトソックス戦まで先発ローテは4人で回せる計算だったが、13日の先発に左腕モンゴメリーを起用するという。記事によれば、ジラルディ監督は「田中とサバシアを1日長く休ませたかった」と話したそうだ。

 今季は先発した2試合で思い通りのピッチングができずにいる田中だが、首脳陣の配慮も生かしながら、第3戦ではエースたる姿を見せつけたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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