楽天は3連勝でストップ 則本が5回6失点も…梨田監督「則本と岸は別格」
苦しい投球となったエースに同情、「ストライクゾーンも狭かったかも」
楽天は12日、西武に5-10で逆転負け。連勝は3で止まった。
初回に1番・茂木が四球で歩き、2番・ペゲーロが先制2ランを放ったが、先発・則本が3回から5回まで2点ずつを失った。6回には2番手・青山が西武の4番・中村に1号ソロを許し、9回には5番手・今野が中村に“おかわり”の3ランを浴びた。
攻撃は西武の先発・多和田を4回途中でマウンドから降ろしたが、その後の小刻みな継投にチャンスを作れず。9回に2死一塁から4番・アマダーが2ランを放ったものの、空砲に終わった。
試合前、「寒さは仕方がない。仙台が本拠地だから」と話していた梨田監督は「初回に3点を取ったけど、寒さの影響かな。ストライクゾーンも狭かったかもしれない」と、5回6失点の則本をかばった。エースとしての信頼は揺るがず、「ボールはよかった。今日は今日として、切り替えてやってもらわないと。則本と岸はエースで別格」と期待した。
前日は雨天中止となり、今季初顔合わせとなった西武とは1試合のみだった。14日からは日本ハムを迎え、ホーム3連戦に臨む。指揮官は「ファイターズで一回りする。次は勝ち越せるように頑張ります」と意気込んだ。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi