青木宣親、今季初マルチで勝利に貢献 日米通算2000安打まで残り「30」
「9番・左翼」で3試合ぶり先発、8回に代走送られ交代
アストロズ青木宣親外野手が12日(日本時間13日)、敵地でのマリナーズ戦で3試合ぶりに先発出場し、今季初マルチ安打を達成した。5回には右翼線に二塁打で反撃の口火を切ると、8回には中前打で追加点機を演出。2度目の出塁後に代走を送られたが、4打数2安打1得点の活躍で、日米通算1970安打とし、通算2000安打まで「30」本に迫った。試合はアストロズが10-5で逆転勝ちし、2連勝を飾った。
3試合ぶりに「9番・左翼」で先発した青木が躍動した。第1打席こそ遊ゴロに倒れたが、2-5で迎えた5回先頭の第2打席では、マリナーズ先発ガヤルドの7球目速球を強振。打球は右翼線深くに転がる二塁打となり、この回2点を返す反撃の糸口を生んだ。
チームは7回に勝ち越しに成功。すると、8回先頭で第4打席を迎えた青木は、マリナーズ4番手オバートンの7球目速球を振り抜き、センター前安打とした。直後に代走を送られてベンチへ退いたが、今季初のマルチ安打を記録。4打数2安打1得点で、打率は.313。この回、チームは追加点を挙げ、勝利を確実なものとした。
今季からアストロズへ移籍した青木は、他の外野手と併用されているため、出場機会に恵まれていない。この日も9日(同10日)ロイヤルズ戦以来となる3試合ぶりの出場だったが、きっちりと仕事を果たした。少ないチャンスを生かしながら、レギュラーの座を勝ち取りたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count