藤川、マートン、鳥谷、メッセら記録と記憶に残る選手たち 阪神10年代ベストナイン
9年ぶりの日本S進出を果たした和田豊元監督、ゴールデングラブ賞に輝いた大和、ブラゼルら
2010年代最後の年となる今季は昨年の6位から立て直し、矢野燿大監督のもと3位まで順位を上げた。振り返れば、2010年代はMLBからの帰国組や助っ人、国内FAなどで様々な選手が加入。優勝こそなかったものの、6度のAクラス入りを果たした。そんな2010年代の顔となる、阪神のベストナインを選出する。
【投手】
先発 ランディ・メッセンジャー
中継ぎ 福原忍
抑え 藤川球児
メッセンジャーは2010年の入団から球団の外国人選手で最長の10年間プレー。日本人扱いとなった今季まで5年連続の開幕投手を務めるなど、助っ人ながらチームの顔として働いた。7度の2桁勝利を経験し、2013年には13勝を挙げて最多勝に。また2014年には226奪三振をマークして2年連続の最多奪三振にも輝いた。
福原は1998年のプロ1年目から中継ぎ、抑えとして54試合に登板し、10勝7敗9セーブをマーク。6年目には先発ローテーション入りして10勝(15敗)を挙げた。中継ぎに転向後は、2014、2015年と最優秀中継ぎ投手に選ばれた。藤川は、2015年オフに阪神に復帰。再び中継ぎ、抑えで回り、39歳の今季は56試合で16セーブ4勝1敗、防御率1.77と驚異的な数字を残した。