菊池の美技に賛辞 「全てのグラブトスの理想像を披露」
MLB公式サイト内で動画付きで紹介される
20日に行われた日米野球の親善試合4回に飛び出した菊池涼介(広島)の美技がMLB公式サイト内の動画ニュース「Cut4」で特集されている。「侍ジャパンの菊池涼介が全てのグラブトスの理想像を披露」との見出しで、動画と共に紹介。そのプレーを称えている。
菊池が魅せたのは4回1死の場面だった。今季56盗塁でア・リーグ盗塁王に輝いたアルテューベ(アストロズ)が放った打球がショートバウンドしながら転がる。これをセカンド菊池が前進しながらキャッチすると、そのままグラブで一塁にトス。快速のアルテューベもさすがに間に合わず、この瞬間、会場が一気に沸いた。
菊池が見せたファインプレーについて、記事では哲学者プラトンの「洞窟の比喩」を引用。「もし(親善試合を)観ていたのなら、日本のセカンド菊池涼介のプラトン的なグラブトスの理想像を前に、永遠を垣間見ることが出来ただろう。全ての他のグラブトスは、ホセ・アルテューベを1塁でアウトにしたこのグラブトスが壁に映りこんだ影に過ぎない。紳士淑女のみなさん、これこそグローブ達が抱く将来の夢です」と評して称賛している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count