ドラ1近本が大活躍、功労者・鳥谷の退団、メッセ引退…2019年阪神10大ニュース
梅野は生え抜き初の1億円契約、39歳藤川がフル回転の大活躍
今季の阪神は3位に滑り込み、クライマックスシリーズ(CS)1stステージでの下克上を果たした。チーム全体だけでなく、若手からベテランまで個々の選手が活躍し、中には“珍事件”を起こし、様々なニュースを届けた。そんな2019年の阪神の10大ニュースを振り返る。
○近本光司のセリーグ&球団新人記録と盗塁王の快挙
新人王こそ逃したものの、142試合に出場して打率.271、9本塁打42打点、36盗塁で盗塁王に輝いた。またセ・リーグ新人記録となる159安打、5月には球団新人記録を塗り替える13試合連続安打を放つなどチームを支える存在だった。
○新加入の西勇輝が2桁勝利
今季FAでオリックスから移籍した西は開幕カードで阪神初先発。4月7日の広島戦(マツダ)で移籍後初勝利を挙げた。しかし5月の初めを最後に8試合連続で白星はなく、2か月後の7月21日にようやく4勝目。だが8月から5連勝で追い上げ、移籍初年を10勝8敗、防御率2.92で終えた。
○39歳の藤川球児、18試合連続無失点、防御率1.77
プロ入り20年目の今季は中継ぎとして迎え、6月には18試合連続無失点。通算150ホールドも達成した。さらに夏からはクローザーに配置転換し、今季通算では防御率1.77、16セーブ23ホールドの好成績。衰え知らずの“剛腕”は再び全盛期がやってきたようだ。
○ソラーテがシーズン途中加入→途中帰国
マーリンズから7月に加入したヤンハービス・ソラーテは7月26日の巨人戦(東京D)で初出場し初本塁打の衝撃デビューを飾った。しかし、その後は失速。衝撃はこれだけでなく、2軍調整となったが、その後1軍昇格を“拒否”。9月9日には阪神から契約解除。結局、20試合出場、打率.188、4本塁打、9打点だけ残し、2か月で帰国した。
○原口文仁がカムバック! 球宴出場&リーグ特別賞
昨オフに大腸癌と診断されて手術をうけた原口は6月に1軍復帰。6月4日に代打で復帰すると、5戦目の日本ハム戦(甲子園)では代打で登場し、劇的なサヨナラ打を放った。さらにオールスターゲームにもプラスワン選出され、代打本塁打を放った。病いからの劇的復活に、今季のセ・リーグ連盟特別表彰の特別賞が送られた。