ソフトB中田、初回2死からの4失点を猛省「セットでの感覚が良くなかった」

90球で降板後にも投げ込み「やられたことはやり返していかないと

 14日のオリックス戦に先発し、5回5失点で2敗目を喫したソフトバンク・中田賢一。この日の投球に関して「セット(ポジション)での感覚が良くなかった」と反省した。

 8日の西武戦では、初回に3失点、3回にも2失点してマウンドを降りた中田。この日も初回4失点、3回1失点の5失点と精彩を欠いた。「前回の引っ掛けたボールよりは悪くはなかった」と言いながらも、「セットになってから抜けるボールが多かった」と振り返った。和田毅の抹消に伴い、今季初めて中5日での登板に臨んだが「それは関係ない」と否定した。

 降板後もブルペンで投げ込み調整を行ったという。「60球? いやそれよりも多いです。結構投げました」と具体的な球数は濁したが、「ゲームでやられたことは(ゲームで)やり返していかないと」という気持ちが、“2つ目のマウンドでの続投”につながったのだろう。

 和田毅と武田翔太が登録抹消、バンデンハークもなかなか調子が上がらない。スアレスが右肘を手術し今季絶望であることが判明し、岩嵜翔や寺原隼人などブルペン陣からの先発起用が決して容易ではない状況だ。それだけに「任された試合をしっかり投げていかないと」と前を向いた。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY