「伏兵の9番打者」青木宣親が奮起! 敵地メディアが称賛「層の厚さを強調」

敵将メルビン監督はアストロズ打線を高評価「球界屈指の打線」

 アストロズ青木宣親外野手は14日(日本時間15日)、敵地でのアスレチックス戦で今季1号を含む2安打2打点の活躍で、チームを3連勝に牽引した。5回には同点ソロ、6回には勝ち越しの内野安打と大暴れの青木は、日米通算1972安打とし、通算2000安打の大台まであと「28」とした。

 パワーも足も魅せた青木の活躍を敵地メディアも称賛している。アスレチックスの地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」電子版では、記事の中で「ヒューストン(アストロズ)打線の層の厚さを強調した青木の効率いい打撃」と高く評価した。

 悲願の世界一を目指すアストロズは、オフに打線の強化に努めた。トレードでマキャン、FAでベルトランやレディックらを補強。生え抜きのアルトゥーベ、コレイア、スプリンガーら好打者と強力打線を形成している。記事によれば、試合前にアスレチックスのメルビン監督は「球界屈指の打線」と絶賛したそうだが、この日は主軸より先に青木が奮起。「5回に、伏兵の9番打者、ノリ・アオキが同点とした」と驚きを込めて伝えている。

 メジャー移籍以来5シーズンで通算28本塁打だった青木の一発は、文字通り「まさか」だったのかもしれない。昨季こそ4本塁打を記録したが、本拠球場が広かったロイヤルズ時代の2014年は、わずか1本。「通算打率.286ながら、パワー打者ではない」青木が同点ソロを放ち、さらに内野安打で勝ち越し点を入れたことに触れ、「打順の最後まで万遍なく戦力が整った、ヒューストン打線の層の厚さを強調している」と絶賛した。

 ワールドシリーズ優勝の目標と共に、今季は日米通算2000安打達成も掛かる青木。敵地メディアが驚くようなバッティングで、安打を重ねていきたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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