“キューバの大谷”ソフトバンクのコラスがMLB挑戦へ 米メディア報じる

ソフトバンクのオスカー・コラス【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのオスカー・コラス【写真:藤浦一都】

昨年6月に育成から支配下、初打席、初球本塁打という離れ業

 昨年までソフトバンクでプレーしたキューバ出身のオスカー・コラス外野手がMLBに挑戦する意向であることを、MLB公式のスペイン語版記者が伝えた。複数の米メディアが伝えている。米ヤフースポーツでは「キューバの大谷がMLBに挑戦へ。誰もが彼を欲しがるだろう」との見出しで、いよいよ“キューバの大谷”と呼ばれるプロスぺクトが日本経由で海を渡ろうとしていることをリポートしている。

 コラスは2017年の途中にキューバから来日し、ソフトバンクと育成契約を交わした。投手と野手の二刀流に挑戦したことから“キューバの大谷”と名付けられ、親しまれた。2年目からは野手に専念し、来日3年目の昨年6月に育成から支配下登録され、8月18日の西武戦で1軍デビュー。初打席、初球本塁打という離れ業を披露した。しかし、けがの影響で9月以降、出場はなく、10月に帰国していた。

 スペイン語版MLB公式サイト記者のフランシス・ロメロ氏はツイッターで「“キューバのオオタニ”ことオスカー・ルイス・コラスは、先ほど母国を離れ、MLB契約を手にすることを目指すと、キューバの関係者が認めた。」と伝えている。

 米ヤフースポーツでは、ソフトバンク時代の成績を紹介し、「21歳でキューバ出身の二刀流選手であり、キューバの大谷と呼ばれている。彼は、MLBへと向かって進んでいる」と報じている。2日(日本時間3日)にはホワイトソックスが同じくキューバの22歳、若手有望株ルイス・ロバート外野手と6年総額5000万ドル(約54億円)プラス2年の球団オプションで契約延長したことで話題になった。高い能力を秘めていることから、米球界でもコラスが注目を集めそうだ。

(Full-Count編集部)

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