ソフトB東浜、流れ変えられるか 鹿児島で初登板「一球、一球全力で」

鹿児島はチームにとって縁起のいい場所「自分の球を投げるだけ」

 16日、ソフトバンクは年に一度の鹿児島での試合(オリックス戦)を行う。チーム状態は決していいとはいえないが、鹿児島では開催がなかった2014年を除き2011年から5連勝中。先発の東浜巨は「一球、一球全力で」と、初めての鹿児島での登板にもいつもどおりの言葉を繰り返した。

 およそ1年ぶりとなる鹿児島県立鴨池野球場での試合。2011年の九州新幹線シリーズから5連勝中というだけでなく、2013年には連敗を5で止め、昨年は鹿児島、熊本での連勝をきっかけに8連勝を飾るなど、ソフトバンクにとってはチームに勢いをもたらす縁起のいい球場だ。

 地方球場ならではの低いマウンドが特徴だが、今季3度目の先発となる東浜は「マウンドどうのではなく自分の球を投げるだけ」と平常心で挑む。前回登板の西武戦では序盤に2失点、6回にも2失点したことを踏まえ「中盤に追加点を与えてしまったので粘れなかった反省を生かしたい」と語る。

 絶好調のオリックス打線にも「そこまで考えると窮屈になる。一球、一球全力で目の前のバッターに集中して投げたい」と、特別な意識をもつことなくマウンドに上がるつもりだ。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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