上原浩治、6戦連続無失点 “宝刀”に手応え「スプリットの精度上がってきた」
1回1安打無失点1奪三振も…逆転負けには悔しさを滲ませる「悔しい負け」
カブスの上原浩治投手は15日(日本時間16日)、本拠地でのパイレーツ戦に4番手で登板し、1回1安打1奪三振で無失点と好投した。これで開幕から6試合連続無失点。チームは4点差を逆転されて7-8で敗れて2連敗となった。上原は自身のブログで敗戦に悔しさを滲ませながらも、“宝刀”スプリットの精度が上がってきたことに手応えを示している。
カブスは初回に幸先よく4点を先制。2点差まで追い上げられた3回には2点を追加して突き放すなど、序盤は上々のゲーム展開だった。しかし、先発アリエッタが6回途中3失点で降板すると、7回に救援陣が5失点で逆転を許した。
6-8と2点ビハインドの8回に登板した上原は、先頭ゴセリンに初球セーフティーバントを決められるも、セルベリは2ボールから85マイル(約137キロ)の速球で右飛。ハリソンは87マイル(約141キロ)の直球で二飛に打ち取った。最後はハンソンを切れ味抜群のスプリットで空振り三振と、意表を突くセーフティーバントの後は完璧な投球で無失点に抑えた。
試合後にブログを更新し、「悔しい負けだなぁ。初回から点を取って、アリエッタが投げてる…。勝たないといけない試合だったような気がするけど、長いシーズン、こんなこともあるって思わないとね。気持ちがずっと最後まで持つかな (^_^;) 」と敗戦を悔やんだ上原。5失点を喫した7回途中から登板する可能性もあると考えていたというが、「決めるのはベンチだから、勝手に自分で思い込んだらアカンよね」と率直な胸の内を明かした。