絶好調の西武浅村、ここ4戦12安打7打点で打率4割超「スイングの軌道がいい」
ロッテ戦でタイムリー4本&5打点と大爆発
西武・浅村栄斗内野手のバットが止まらない。
12日の楽天戦で5安打を放つなど、打ち出したら止まらないが、16日のロッテ戦でも初回に唐川の143キロの速球を右翼二塁打で先制点をたたき出すと、2回は中堅へ2打席連続のタイムリー二塁打。5回は左翼へタイムリーと右へ、左へと広角に打ち分けた。
9回も中前へダメ押しの2点打で5打数4安打5打点。12日からの4試合で12安打7打点の荒稼ぎで、打率も.434まで跳ね上げた。お立ち台では「今週はよかったけれども、いい時も悪い時もあるので、温かく見守ってください。さすがに4割は切るので」と笑わせたが、自信がみなぎっている。
「得点圏に走者がいる場面で、打席が回ったお陰だが、スイングの軌道がいいのではと思う。しっかり(球に)アジャストできて、本当に集中できている」と強い手応えを感じている。
「昨年は苦しんで、最後で3割を確保できた。その経験が生きていると思う」と浅村。プロ9年目、2年連続3割へ視界は極めて良好だ。
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細野能功●文 text by Yoshinori Hosono