初失点の上原浩治「申し訳ない」も米ファン擁護「全て完璧なんてあり得ない」
ここまで好投の上原がカブス移籍後7試合目で初失点&初黒星
カブスの上原浩治投手が16日(日本時間17日)の本拠地アスレチックス戦で1点リードの8回に登板したが、3失点を喫し、移籍後初黒星を喫した。昨季から21試合連続無失点を続けてきたが、移籍後7試合目で初失点。これで0勝1敗、防御率3.18となった。1-6で敗れた試合後、右腕は自身のツイッターに「申し訳ない……」と綴り、悔しさを滲ませた。
カブスに加入以降、6戦連続で無失点を続けていた上原はこの日、1-0の8回に2番手で登板。しかし、先頭のジェイソに四球を与えると、フレージャーに二塁打、ベルに四球で満塁のピンチを迎え、マーサーに同点タイムリーを浴びたところで降板した。後を受けたロンドンも守備の乱れも絡んで2点を奪われ、上原に計3失点がついた。
カブスは9回にも3点を奪われて1-6と敗戦。この日は先発のレスターが7回無失点の力投を見せたが、打線が1得点に終わり、これでチームは3連敗となった。
上原はレッドソックス時代の昨年7月9日のレイズ戦からこの試合の前まで21試合連続で無失点を継続し、メジャーの救援投手で最長となる20イニング連続無失点を続けていたがこの日は1死も取れずに降板。移籍後初黒星となった。
地元紙「シカゴ・トリビューン」電子版はカブスのマドン監督が試合後、上原を擁護した様子をレポート。指揮官は記事の中で「「(上原の)球は(土曜日と)同じだったが、結果は異なった……。(ジョン)ジェイソへ四球が、彼を苦境に立たせた」、「時々起こることだ。彼のことは本当に信頼しているよ」と語っている。
また上原は試合後、自身のツイッターに「申し訳ない……」と綴ったが、これまでの好投は評価されている様子で、その一言に日本のファンから多数の励ましの声が上がる一方、現地のファンからも英語で「ついていない日もある。忘れて、次はやっつけて」、「今年、まだ試合はたくさんある。まだ、私たちはあなたを愛している」、「問題ない。全ての登板で完璧なんてあり得ない。次は頑張って」などの言葉が寄せられていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count