エース藤浪の復活なるか? トレード中田、秋山、上本ら阪神の20年カムバック候補
17年ホールド王の桑原は昨季7登板、17年12勝の秋山は10先発に終わった
2019年は怒涛の6連勝で3位に滑り込み、CSに進出した阪神。近本、木浪ら若手の活躍が光り、原口は大腸がんから見事なカムバックを果たした。ここでは2020年のカムバックに期待がかかる選手たちを取り上げたい。
○藤浪晋太郎投手(25歳)
2012年の甲子園を春夏連覇してドラフト1位で入団すると、高卒1年目から3年連続で2桁勝利を挙げた。2015年には最多奪三振を獲得した一方で2年連続で最多四球を記録するなど制球に苦しみ、2017年以降は登板数が減少。昨季は自己最少となる1登板にとどまった。まだ25歳と若く、ここから巻き返しを狙いたい。
○中田賢一投手(37歳)
中日で9年、ソフトバンクで6年プレーし、通算100勝。今オフにソフトバンクからトレードで加入した。昨季は1軍の先発ローテーションに割って入れず1先発に終わったが、ウエスタンでは21登板で6勝3敗、防御率3.02で最優秀防御率、勝率第1位の2冠に輝いた。新天地では先発ローテーション入りが期待される。
○桑原謙太朗投手(34歳)
横浜、オリックスを経て、2014年オフに阪神に加入。2017年に67登板で4勝2敗39ホールド、防御率1.51の大活躍で最優秀中継ぎ投手に輝くと、2018年も62試合で5勝3敗32ホールド、防御率2.68とブルペンを支えた。しかし昨季は故障の影響で7登板。今季は復活してジョンソン、ドリスの穴を埋めたい。
○秋山拓巳投手(28歳)
2017年に25先発で12勝6敗、防御率2.99とブレークしたが、2018年は5勝にとどまりオフに右膝のクリーニング術を受けた。昨季は10先発で4勝3敗、防御率4.26と本調子には戻らず、今季が勝負の年に。2017年にマークした159回1/3で123奪三振、16四球の制球力が戻れば、先発ローテーションに食い込めるだろう。
○上本博紀内野手(33歳)
2014年に二塁のレギュラーに定着して打率.276、20盗塁と活躍すると、2017年には打率.284、出塁率.366と打撃成績を上げた。しかし、オフに右足関節の鏡視下手術を受けると、2018年は左膝も故障して20試合の出場。昨季は62試合で自己最低の打率.192に終わった。今季は糸原、木浪、北條ら若手とポジションを争う。
(Full-Count編集部)