前代未聞? パイレーツ打者は「最も不運な打者」…4打席連続死球の珍記録
ハリソンが2日間にまたがって珍記録、昨季はシーズンで5死球も…
パイレーツのジョシュ・ハリソン内野手が、4打席連続死球という“不運”に見舞われ、話題となっている。
ハリソンはまず、16日(日本時間17日)のカブス戦の7回に左腕レスターから左足ふくらはぎ付近にぶつけられた。さらに、9回には右腕グリムの投球が左足太もも付近に直撃。“不運”は2日間にまたがり、17日(同18日)のカージナルス戦では2回に右腕リンの速球が左膝付近に当たると、4回には再びリンの投球を左膝裏に受けた。
まさかの4打席連続死球となったが、本人は痛がりならも、笑みを浮かべて一塁へ。チームメートのセルベリが爆笑する姿も放送では捉えられたが、地元テレビ局の実況は「ああ、まただ! 信じられない!」と驚きを隠せず、解説者も「何が起こってるんだ」と何度も繰り返した。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」では、「ジョシュ・ハリソンは4打席連続死球によって野球界で最も不運な打者になったかもしれない」と特集。その中で「中継では(4打席連続死球は)少なくても1974年以降では達成されてない偉業だと指摘した。事実として、(米データ会社の)エリアスによると、過去80年で2試合連続で2死球を記録した打者も2人しかいない。2014年のジョン・ジェイと2000年のクレイグ・ビジオだ」としている。4打席連続死球はまさに前代未聞の記録のようだ。
ハリソンの昨季の死球数はわずか5。この1試合だけで、わずか「1」まで迫った。しかも、すべて左足に当たっている。当然、出塁につながってはいるが、「最も不運な打者」という意見に異論はないだろう。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count