広島は“実力通り”、楽天は? 序盤戦のピタゴラス勝率で占うセ・パ両リーグ
勝率とピタゴラス勝率の差分は「運」「不運」
ペナントレースもそろそろ1割を消化し、チームの好不調がはっきりしてきた。今後、各球団はどんな戦い方をするだろうか。
チームの調子を占う指標に「ピタゴラス」勝率と言うものがある。得点の二乗を、(得点の二乗+失点)の二乗で割ったもの。各球団の得失点差に応じて勝敗を配分し、勝率を計算するものだ。
いろいろな見方があるが、実際の勝率の方がピタゴラス勝率もよりも良い場合はその球団は実力よりも勝っている、実際の勝率よりもピタゴラス勝率が良い場合はそのチームは実力のわりに勝てていない、と言う見方が可能だ。つまり勝率とピタゴラス勝率の差分は「運」「不運」だと考えられる。
ピタゴラス勝率と実際の勝率は、試合数が増えるとともに近づいていくと考えられるので、今後のチームの調子を占うことができる。
両リーグの4月18日までの成績を表で見てみよう。P勝率はピタゴラス勝率。