DeNA今永、昨季CSで6失点KOの広島戦先発へ「苦手意識を払拭するために…」
ここまで防御率6.94も「この1週間はプラスな気持ちでやってきた」
DeNAの今永昇太が19日の広島戦に先発する。今季はここまで2試合に先発して勝ち星がなく、防御率も6.94と、首脳陣の期待に応えられていない。首位を快走するチームの対戦に、今永は「勢いもあるし、得点力もある。隙のないチーム」と警戒する。
広島は昨季、プロ初勝利を記録した相手で、シーズン成績も5試合に先発して3勝1敗、防御率1.65と相性がいい。だが、クライマックスシリーズでは第4戦に先発して1回6失点でKOされ、敗退が決定していた。
今永は「初勝利のことよりも、直近の試合の方が印象が強い。(CSの投球は)思い浮かぶこともあるが、結果は事実なので、早くその苦手意識を払拭するためにも、自分自身に打ち勝って結果を出したい」と決意を話した。
前回登板の阪神戦は5回8失点と散々な内容だった。「腕を振れる環境が作れていなかったし、上と下のバランスが合っていなかった。その修正に取り組んできたが、一番は気持ちの面。この1週間はプラスな気持ちでやってきた」と、気持ちの切り替えを強調した。
前日にはラミレス監督が「昨年はここでシーズンが終わってしまったが、また新たなステージが始まる」と話したマツダスタジアム。左のエース候補は「人がやってきたことを信じてやるしかない。今年は良い思い出を作れるように頑張ります」と前を向いた。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo