ロッテ・スタンリッジ、6回1失点も敗戦 6四球に「修正しないと」

打線の沈黙にホームの風も不運に働く

 19日のソフトバンク戦で古巣ソフトバンクを最小失点に抑え、粘りに粘ったロッテ・スタンリッジに味方の援護はなかった。

 今季3度目の先発。2勝目を狙ったが6回1失点で負け投手になった。3回に制球を乱し、柳田に死球、内川を歩かせ2死満塁でデスパイネを迎えるピンチも冷静に切り抜けた。デスパイネに決定的な3ランをくらった前夜の石川のテツは踏まず、内角球でつまらせ、二ゴロで冷静に打ちとった。

 悔やまれるのは5回。中村、今宮のうるさい1、2番を打ち取り簡単に2死も、柳田に甘いスライダーを左中間に運ばれた。いつもの海風とは方向が逆で、ホームから外野へ8メートルの追い風で打球は強烈に伸びた。打線の沈黙に加えて、ホームの風までスタンリッジにとっては不運だった。

「(1失点の)結果は良かったけど、自分自身では納得のいく投球が出来なかった。フラストレーションのたまるピッチング。投げて修正していかないと」とスタンリッジ。6四球は大きな反省材料だった。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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