ホークス高橋純平に苦悩の色 “感覚の狂い”で競争から一歩後退

フォームに狂い、「力がうまく抜けなかった」

 ソフトバンクの2015年ドラフト1位・高橋純平投手が苦悩の色をのぞかせた。20日、ウエスタンリーグの中日戦(タマスタ筑後)に先発。5回を投げて4安打6四死球と乱れ、試合後は「何とも言えないです、空回っている感じでした。良かった感じを忘れてしまったようだった」と表情を曇らせた。

 立ち上がりは悪くなかった。初回は友永を左飛、溝脇、石川を二飛に打ち取り、150キロもマーク。2回も高橋に安打を許したが、併殺打もあり、3人で切り抜けた。

「最初から感じは良くなかった」という感覚の狂いは、3回から表面化する。先頭から2者連続四球から失点。4回は3本の安打に死球が絡んで2失点。5回は1死から3連続四球でピンチを招いて、内野ゴロの間にさらに1点を失った。

「球の質に納得がいかないまま、ズルズルといってしまった」と、この日は5回4失点で降板となった。4月14日のオリックス戦(ヤフオクD)で1軍デビューを果たした右腕。3回4失点だったプロ初登板では気負いがあり、いつも以上に力が入った。肩や体に、これまでと違う張り方を感じたというから、相当の力みがあったのだろう。「力がうまく抜けなかった」と、フォームに狂いが生まれた。

 1軍昇格前の4月2日の同リーグ中日戦(ナゴヤ)では3回無失点に抑え、手応えをつかんでいた高橋。「ナゴヤの感覚とは程遠かった」という。1軍昇格を目指す若手が競っているファーム。昨季のドラ1ルーキーは競争から一歩後退。狂った感覚をすぐに取り戻せるだろうか。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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