楽天育成ドラ1江川が支配下を置き去り! シャトルラン1位に「アピールしていこうと」
新人合同自主トレ恒例の「20メートルシャトルラン」で1位の121回を記録
楽天の育成1位・江川侑斗捕手が11日、楽天の新人合同自主トレ恒例の「20メートルシャトルラン」で121回を記録し、1位になった。「オフシーズンにしっかり走り込んでいたので嬉しい」と笑顔を見せ、支配下登録に向けてアピールした。
二塁送球タイム1秒79の強肩捕手が体力でアピールした。楽天の新人合同自主トレで恒例となっている「20メートルシャトルラン」。江川は121回を走り、今年のルーキーで最多を記録した。三木肇監督らコーチ陣も視察に訪れる中、1位となった背番号「137」は「自分ができるプレーをしてアピールしていこうと思いました。高校時代はあまり体力に自信がなかったんですけど、オフシーズンでしっかり走り込んでいたので、こういう結果が出て嬉しいです」と笑顔が弾けた。
準備万端だった。第1シードで臨んだ昨夏の大分大会で初戦敗退を喫した後、苦手だった走るメニューを自らに課した。ダッシュやポール間走のほか、時には10キロ以上を走った日もあり、徐々に持久力が向上。「走るのが楽しくなった」。年末年始も自宅の近所を走った。
それだけではない。恒例の「20メートルシャトルラン」に向けて、インターネットでシャトルランのコツを検索。呼吸がポイントの1つであることを見つけ、「スッス、ハッハ」と2回吸って、2回吐く呼吸法を実践。「その成果が出たんじゃないかなと思います」と満足そうだった。
大分県の出身で、目標はソフトバンク・甲斐拓也捕手。同じ育成入団から、今や日本を代表する捕手となった同郷の先輩の背中を追う。「2軍でしっかり結果を出して、支配下登録されるように頑張りたい。肩の強さをアピールし、甲斐選手を超えるようなキャッチャーになりたいなと思います」ときっぱり。シャトルラン1位を自信に這い上がってみせる。
(高橋昌江 / Masae Takahashi)